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失敗しない貯蓄術!お金が自然と貯まる「先取り貯蓄」とは?おすすめのやり方や成功させる4つのコツ

「節約しているはずなのに、なんでお金が貯まらないんだろう?」

「貯金したいのに、月末には貯蓄に回すお金がない」

そんなお悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?

 

貯金ができるようになりたいあなたに、「先取り貯蓄」がおすすめです!

 

ここでは、誰でもできる先取り貯蓄についてこんなことをまとめています。

  • 先取り貯蓄とは?
  • 先取り貯蓄のおすすめのやり方
  • 先取り貯蓄の貯金額の目安
  • 先取り貯蓄を成功させる4つのコツ

 

将来に備えるため、先取り貯蓄の方法を知って賢く貯金しちゃいましょう!

先取り貯蓄とは?

先取り貯蓄とは、毎月の収入から一定額を先に貯金する方法です。

一般的には、生活費や固定費の支払い、食費や趣味にお金を使ってから月末余った金額を貯金に回そうと考えている方が多いのではないでしょうか?

しかし、この方法では毎月の貯金額にばらつきが出るうえに、出費が多い月には貯蓄に回せるお金が無くなってしまうことも。

 

そうした問題を解決するためには、毎月給料日に自動的に貯金できるような仕組みを作っておくのがおすすめです。

最初に貯金額とどの方法で貯金するかを決めてしまえば、あとは自然と貯まっていくので苦労やストレスもありませんよ。

 

先取り貯蓄のおすすめのやり方

先取り貯蓄のおすすめの方法は5つあります。

  • 定額自動入金サービス
  • 社内預金
  • 財形貯蓄制度
  • つみたてNISA(2024年からは新NISA)
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)

一般的な貯金方法から資産形成を目的としたものまであります。

ご自身に合った方法を選択してください。

 

①定額入金サービス

資産運用するよりも、手元の貯金額を増やしたい方におすすめなのは、定額入金サービスです。

定額入金サービスとは他の銀行から毎月定額で自動的に入金されるようにする仕組みです。

例えば、イオン銀行側で自分の楽天銀行の口座から毎月10,000円が入金されるように設定をすれば、あとは勝手にイオン銀行に毎月10,000円入金されます。

 

貯金用の口座をひとつ作って、毎月自動で入金されるようにすれば、放っておいてもお金が貯まっていきますよね。

 

もちろん手数料は無料です。

更に銀行によっては、自動入金を設定するだけでポイントが付与されることもあります。

ネット銀行を利用すれば24時間いつでも簡単に設定することができますよ。

②社内預金

勤務先に社内預金制度がある場合は、給料天引きで貯蓄していくことができます。

社内預金は、銀行口座ではなく会社に預金する仕組みになります。

社内預金の利息は、厚生労働省が定めた下限利率0.5%を超える必要があります。

一般の金融機関より利息が比較的高いことが大きなメリットです。

 

詳しくは厚生労働省のHPをご参照ください。

財形貯蓄制度

財形貯蓄は、企業が福利厚生のひとつとして用意している制度です。

勤務先が財形貯蓄制度を採用している場合は、給料天引きで貯蓄していくことができます。

財形貯蓄制度には、以下の3種類があります。

  • 一般財形貯蓄:目的を問わない貯蓄
  • 財形住宅貯蓄:住宅取得やリフォームとしての貯蓄
  • 財形年金貯蓄:老後資金としての貯蓄

財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄あわせて元利合計550万円までは利息が非課税となります。

また財形貯蓄制度を利用していると、長期的かつ低金利の住宅ローン融資を受けられる可能性があります。

住宅取得や老後資金など、目的が明確な人はおすすめです。

興味があれば、勤務先の担当部署に確認してみましょう。

 

詳しくは厚生労働省のHPをご参照ください。

④つみたてNISA(2024年からは新NISA)

つみたてNISAとは毎月一定額を積み立てて投資信託ETF(上場投資信託)を買い付けていく制度です。

毎月投資金額を設定することで、定期預金のように自動的に一定額を投資に回すことができます。

 

つみたてNISAの特徴は以下の通りです。

  • 月々1,000円から積み立てできる
  • 日本在住の18歳以上の方が利用できる
  • 毎年最大40万円(月々3.3万円)までを最長20年間、非課税で運用できる
  • 対象商品は公募株式投資信託とETF(上場投資信託)のみ
  • いつでも引き出すことができる

つみたてNISAの利益や分配金は非課税になるため、税制面で優遇を受けながら資産形成ができます。

銀行によっては、積み立て投資の設定でポイントを貰えることもありますよ!

ある程度貯蓄がある方で投資に興味があれば、初心者向けのつみたてNISAがおすすめです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後の資産形成を目的として毎月一定額を資産運用する個人年金制度です。

毎月投資金額を設定することで、定期預金のように自動的に一定額を投資に回すことができます。

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)の特徴は以下の通りです。

  • 月々5,000円から運用できる
  • 20~65歳の方が加入できる
  • 加入資格によって限度額が異なる(月々1.2万円~6.8万円)
  • 運用益が非課税
  • 掛け金や受け取り時に節税の効果も期待できる
  • 60歳までは引き出せない

最大の特徴は、運用益が非課税になるだけでなく、掛け金や受給時に所得控除が受けられるということです。

ただし、60歳まで引き出せないというデメリットもあります。

しかし、引き出せない仕組みを利用することで、貯めたお金を使ってしまうことを防げます。

 

貯蓄が十分にあり、老後資金を賢く増やしたい方におすすめです。

先取り貯蓄の貯金額の目安は収入額の1~3割

「先取り貯蓄はいくら貯金すればいいの?」

先取り貯蓄の貯金額の目安は収入の1~3割がいいと言われています。

ただし、家族構成やライフスタイルによって変わるので、一概には言えません。

貯金額の目安は以下の通りです。

【先取り貯蓄の貯金額の割合の一例】

  • 独身で一人暮らし:10%
  • 独身で実家暮らし:20~40%
  • 自営業など:10~30%
  • 子供がいない共働き世帯:20~30%
  • 子供がいる共働き世帯:10~20%

例えば、手取り収入が20万円の方は、月々2万円から先取り貯蓄をしていくといいでしょう。

ただし、貯金を優先するあまり、普段の生活が苦しくなっては元も子もありません。

まずは、月々の収支を見直して、

「月々いくら貯金ができそうか」「何のために貯金をするのか」

を明確化し、無理のない範囲で先取り貯蓄をするようにしてください。

 

先取り貯蓄を成功させる4つのコツ

先取り貯蓄を成功させる4つのコツを知っておきましょう。

  • 家計の収支を正確に把握する
  • 貯蓄用の口座を分ける
  • 明確な使用用途と目標金額を決める
  • 定期的に見直す

ひとつずつ解説していきます。

家計の収支を正確に把握する

先取り貯蓄を成功させるためには、現状の家計をしっかり把握することが第一歩です。

収支の状況があいまいなまま貯金をしても、生活費などが足りなくなって、結果貯金ができなくなってしまいます。

収入を増やすことを考える前に、まずはお金の流れを把握するために家計簿をつけてみるのがおすすめです。

「少し喉が渇いたから自販機でジュースを買う」

「買い物のついでに子供のおもちゃを買う」

など、細かな出費を把握することで節約できる部分が見えてきます。

 

現状の収支状況をもとに、無理のない範囲で先取り貯蓄を始めてみましょう。

貯蓄用の口座を分ける

貯蓄用の口座と引き落とし口座などを分けるのもおすすめです。

給与口座から貯蓄用の口座に毎月自動で入金される仕組みを作り、貯蓄用の口座には手を付けないようにすると自然に貯金ができていきます。

先取り貯蓄に限らずお金を貯めるには、長期間継続することが最も重要です。

積極的に自動化できる仕組みを活用しましょう。

明確な使用用途と目標金額を決める

貯金を成功させるために、明確な目標を立てましょう。

「なんとなく貯めよう」と思っても長続きしません。

 

家族旅行で30万円、住宅購入に500万円など明確な目標と目標期間があれば「毎月の必要な貯蓄額」も逆算できるようになります。

 

そして、その目標を達成できたときの喜びも次の貯蓄につながるはずです!

定期的に見直す

先取り貯蓄は仕組みを作れば自動的にお金が貯まりますが、定期的に見直すことも必要です。

 

ライフスタイルが変化すると収支のバランスも変わってきます。

最初に設定した先取り貯蓄が現状に適していない場合もありますので、その時々で見直しましょう。

 

また、そのタイミングで保険料や通信費などの固定費を見直すことも家計改善において重要になります。

【まとめ】先取り貯蓄で確実にお金を貯めよう

先取り貯蓄について、おすすめの方法やコツなどをお伝えしてきました。

先取り貯蓄のポイントを確認しておきましょう。

  • 自動で貯まる入金サービスや制度を利用する
  • 家族構成やライフスタイルによって無理のない貯金額を設定する(10~30%)
  • 家計の把握を見直しながら、具体的な目標を立てる
  • 定期的に貯蓄額を見直す

自分に合った先取り貯蓄の方法を選び、長期的に無理のない範囲でお金を貯めていきましょう。